免疫– category –
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腸管バリア機能の「物理的バリア」として3つの防御層が外部からの有害物質や有害細菌の侵入を防いでいます!
今日のコラムは、昨日の続きで腸管バリア機能の『物理的バリア』をより詳しく見て行こうと思います。 昨日のコラムでは、物理的バリアを上皮層を覆う粘液と糖衣、そしてタイトジャンクションのことを指すと示しておりました。 すなわち3つの層により防御... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸は腸管バリア機能と深い関りがあります!
今日も引き続き、腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについてです。 今日は、④腸管のバリア機能を強化する、です。 ではまず、短鎖脂肪酸の働きの前に、腸管バリアとはどのようなものなのかについて触れたいと思います。画像は腸管バリアの働... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸は、腸管上皮細胞のエネルギー源として生きていく上では必要不可欠なものだった!
昨日から腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについて詳しく見ていますが、 今日は、②腸の活動エネルギーになり、ぜん動運動を促す、についてです。 腸内細菌が代謝した短鎖脂肪酸は大腸の表面を覆う上皮細胞で吸収され、大腸が健やかに働くエ... -
人間の体は弱アルカリ性にすべきなのに、なぜ腸内は弱酸性に保つ必要があるのか?
今日から腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについて詳しく見て行こうと思います。 今日は、その1番目で、 ①腸内を弱酸性に保ち、有害菌の発育を抑え、有用菌の発育を促す についてですが、有害菌、有用菌については昨日のコラムで触れており... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについて!
昨日のコラムで短鎖脂肪酸がもたらす効果効能はエネルギー産生などを含め8つの有益な働きがあるとお伝えしました。そして、その8つについては2024年1月18日のコラムをご覧くださいと言っておりました。 今日は、この8つの有益な働きについて、2024年1月... -
グルテンフリーは本当に必要なのか?!
今日は、画像を見ていただくと「グルテンフリー」のイラストを掲載しておりますが、まさに「グルテンフリー」を取り上げたいと思います。 昨日のコラムでも触れていますが、私自身もグルテンフリーを意識したことがございました。手指のアトピー性症状がグ... -
食品から摂取した不飽和脂肪酸が腸内細菌の代謝物に影響を与え、免疫力をアップさせているとは!?
今日も昨日の続きのコラムとなります。今日は、不飽和脂肪酸が腸内細菌叢の代謝物にどのような影響を与えているかについて、『食品免疫学事典』から少し専門的にお伝えしたいと思います。 いわゆる、食事から摂取する脂質由来の不飽和脂肪酸が腸内細菌によ... -
中医学から見た‟海藻”も清化熱痰で軟堅散結の効果があります!
昨日までのコラムで、海藻の褐藻類に含まれる‟フコイダン”や、海苔などの紅藻類に含まれる‟ポルフィラン”について見て来ましたが、今日はこの海藻類を中医学(東洋医学)から見た時の性質や効能について見て行こうと思います。 中医学では海藻は、去痰や消... -
‟海苔”には免疫細胞のマクロファージを活性化させる『ポルフィラン』がたくさん含まれています!
今日のコラムですが、画像は美味しそうな‟おにぎり”からスタートしましたが、今日の主役は、おにぎりのご飯ではなく、たくわんでもなく、梅干しでもありません。 おにぎりに巻かれている‟海苔”でございます。 昨日のコラムでは、海藻の褐藻類に多く含まれ... -
海藻の褐藻類に多く含まれるフコイダンの健康効果について!
昨日は海藻類の中の昆布、もずく、めかぶなどの褐藻類に多く含まれるフコイダンについて見てきましたが、今日はその効能について、分子構造の異なるそれぞれ(昆布・もずく・めかぶ)について見て行こうと思います。 まず、昆布由来のフコイダンですが、硫...