薬膳– category –
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漢方薬の69%に処方されている「甘草」とは、何ぞや!?
昨日は、生薬の乾姜でしたが、今日は漢方薬の69%に処方されている甘草についてです。 どうして、甘草がたくさんの漢方薬に用いられているかですが、甘草は主だった君薬(一番主となる生薬)ではなく、使薬と言って他の生薬を調和する役割を持っています。... -
漢方薬とは?東洋医学とは?何ぞや!?
漢方薬の生薬をこれまでのコラムでいくつかご紹介してきました。そして、これからもより詳しくご紹介していけるかと思うのですが、そもそも、この漢方薬とは?そして東洋医学とは?となると、「ええっとっ」ってなりますよね。 東洋医学とは、中国発祥の伝... -
漢方薬の生薬、薬膳、消化酵素、そして腸内細菌をもっと体系的に整理し、『食』を考える!
昨日までのコラムで漢方薬と腸内細菌について、その有効成分がどのようにして体内に摂り入れられるか?を見て参りました。 この漢方薬の生薬と消化酵素、腸内細菌、そして、人が譲受する効能、これらをもう少し体系だてて見ていけないかなと思い、今後、私... -
冬虫夏草!?って蛾などの幼虫にキノコが生えたものだったとは?!
不溶性食物繊維のβグルカンを負い続け、その含有量が多いキノコを徹底解剖してきましたが、今日は、いよいよ来ました、‟冬虫夏草”です。 画像は冬虫夏草のイラストになりますが、実際に使える写真もあったのですが、わかりやすさという点で、今回はイラス... -
マンガンに多く含まれる松の実は、不老長寿の仙人食だって?!
ミネラルを一つずつ追いかけるシリーズですが、今日はマンガンです。 メジャーなミネラルの場合は、食と言う視点からの影響力はかなり大きかったのですが、マンガンくらいになると、人の体内で12~20㎎と生体内の組織に一様に存在しているとは言え、微量で... -
甜菜を原料にした甜菜糖は、オリゴ糖のように腸内細菌のエサになるのか?
昨日まで人間様の‟エサ”?!いやいや、”食”に関して栄養素の視点から見てきました。 糖質、たんぱく質、脂質ときて、ビタミン、ミネラルと行きたいところですが、ちょっと人間様からは外れて、これから腸内細菌の‟エサ”について見て行きたいと思います。 ... -
食材のすべてを食べつくすということ・・・
以前に薬膳の話しの中で、「以蔵補蔵」の話しを致しました。 体の中のどこか不調がある部位と同じ部位をいただくことで、蔵の働きを補うことが出来るというものです。 これと少し似た感覚なのかもしれませんが、やはり薬膳の考え方で、食薬の場合、食材は... -
≪薬膳≫『以蔵補蔵』とは何か?
中医学の中で、「以蔵補蔵」という言葉があるのはご存じでしょうか? 例えば、焼き肉を食べに行って、「レバー食べれば、肝臓にいいから」みたいな会話って、どこかで聞いたことがあるようなないような、そんな感覚があるのですが、「蔵をもって蔵を補う」... -
薬膳で使う、地竜(みみず)や全蝎(さそり)の美味しい時期?!
昨日は薬膳食材の採集時期についてでしたが、今日は具体的に食材ごとに見て行きたいと思います。 まず、スーパーでも購入できる冬のお鍋には必須で血を補う小松菜やほうれん草は、大きくなってから全草で収穫するのに対し、生理痛、生理不順を改善できる益... -
薬膳に使う食材(生薬)を採集した時期により効能が変わる!?
昨日は、道地産物のことをお伝えしましたが、今日は、食材(生薬)を採集する時期により、効能が変わってくるという話しです。 日本には四季があり、自然豊かな景色の移り変わりは、私たちの心を和ませてくれますね。もちろん、冬の寒い時期や夏の暑い時期...