栄養素– category –
-
短鎖脂肪酸の酪酸産生に有効な食物繊維のペクチンについて!
今日は昨日の続きで、短鎖脂肪酸の酪酸を産生するのに有効な食物繊維である「ペクチン」を取り上げます。 ペクチンはりんごやバナナに含まれていますが、より多く含まれているのが柑橘系の果物になります。キンカンやザボン、柚子に多く含まれているのです... -
短鎖脂肪酸の酪酸産生に影響を及ぼす、レジスタントスターチについて!
今日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酪酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について見て行きます。 ここまで短鎖脂肪酸の酢酸とプロピオン酸について見てきましたが、今日の酪酸と共通する部分... -
短鎖脂肪酸のプロピオン酸を産生するために、和食中心で食生活を送ると良いってほんと?
昨日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について具体例を上げて見てきました。 今日は、短鎖脂肪酸のプロピオン酸について、同じように見て行きます。 プロ... -
短鎖脂肪酸の酢酸を生み出すには、水溶性食物繊維等を含むどのような食品を食べ、どのような腸内細菌が体内にいればいいのか?
今日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について見て行きたいと思います。 ここで、短鎖脂肪酸が産み出されるまでの過程としては、菌の代謝リレーを念頭に置... -
腸内細菌が産生する3つの短鎖脂肪酸の生成過程はそれぞれ違います!
今日も引き続き、腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについてですが、今日は6番目、 ⑥血糖値を一定に保つホルモンのインスリンの分泌を調整する、です。 この6番目の短鎖脂肪酸の有益な働きについては、イタリア・バーリ大学の研究チームが2... -
腸が水分やナトリウムを吸収するメカニズムのエネルギー源は腸内細菌が生み出す短鎖脂肪酸が機能しています!
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きの今日は、 ③腸がナトリウムを吸収する際のエネルギー源になる、についてです。 では、腸がナトリウムを吸収するメカニズムはどのようになっているのでしょうか? そもそもナトリウムは、健康維持に欠かせ... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸は、腸管上皮細胞のエネルギー源として生きていく上では必要不可欠なものだった!
昨日から腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについて詳しく見ていますが、 今日は、②腸の活動エネルギーになり、ぜん動運動を促す、についてです。 腸内細菌が代謝した短鎖脂肪酸は大腸の表面を覆う上皮細胞で吸収され、大腸が健やかに働くエ... -
人間の体は弱アルカリ性にすべきなのに、なぜ腸内は弱酸性に保つ必要があるのか?
今日から腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについて詳しく見て行こうと思います。 今日は、その1番目で、 ①腸内を弱酸性に保ち、有害菌の発育を抑え、有用菌の発育を促す についてですが、有害菌、有用菌については昨日のコラムで触れており... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについて!
昨日のコラムで短鎖脂肪酸がもたらす効果効能はエネルギー産生などを含め8つの有益な働きがあるとお伝えしました。そして、その8つについては2024年1月18日のコラムをご覧くださいと言っておりました。 今日は、この8つの有益な働きについて、2024年1月... -
PFCバランスにおいて、炭水化物を考える際には食物繊維は分けて考える必要があります!
今日はPFCバランスの続きになります。画像は簡単なイメージイラストです。 昨日のコラムで、理想的な配分は18~49歳の男女の場合、たんぱく質が13~20%、脂質が20~30%(但し飽和脂肪酸は7%以下)、炭水化物は50~65%とお伝えしました。 これを摂取量...